日本列島は地球上で4つのプレートが沈んでいく真上に位置しており、プレート境界型(海溝型)の地震が定期的に起きています。
出典:政府 地震調査研究推進本部 <予測研究の最前線>を参考に作成
(2004年1月15日現在の予測データ) https://www.jishin.go.jp/
文部科学省の地震調査研究推進本部が発行した「全国地震動予測地図」によると、東京都のほぼ全域で、今後30年間に高い確率で「震度7前後」の地震に見舞われる可能性があります。大地震の危険性の高い時代を生きるわたしたちにとって家屋の耐震設計は今や必須仕様となっているのです。
専門家からは、大地震への対策として、耐震等級2~3が必要と言われています。
建築基準法の1.5倍の耐震性能(耐震等級3)を確保すれば、中地震(震度5強程度)に対して損傷しない建物とすることができます。さらに、大地震(震度6強~7程度)に対して倒壊、崩壊等しない建物とすることができます。
住宅性能表示等級 (国土交通省指定)
「耐震等級3」を実現するためには、まず、前提として、「地盤調査」により地盤の状態を把握した上で、「耐力壁の量とバランス」、「水平構面(床・天井)の強度」、「柱や梁の接合部の強度」、「基礎の強度」を確保することが必要となり、一つ一つ妥協することなくチェックしていきます。これらの基本的な耐震施工により、「耐震等級3」の前提となる優れた耐震性能を実現することができます。
さらなる耐震性を求める場合は、間取りやコストの制約をクリアし、耐震に特化された建築工法を選択していただければ、耐震等級3相当の耐震性能を確保することも可能です。
基本の耐震強度の確保に加えて、高耐震の住宅を選択していただくと、「耐震等級3」相当の住居を実現することができます。
高耐震とは、大きな地震が起きた場合、その地震に対して住宅が破壊や損傷を防ぐための措置が高いことを指します。
耐震等級3相当の設計は、地盤の状態や間取りなど、
個々の事案で実現可能性が異なりますので、ご相談ください。